軽井沢町内での綺麗なマンション様からの依頼です。
インターロッキングの歩道に沿ってレンガ積みの花壇があります。マンションのお庭と道路に高低差があり、このレンガ積みによって花だん兼、塀になっています。
このレンガが舗道側に倒れ始めているとのことで相談を受けました。
原因は冬の地面凍結による花壇内部の土の膨張でした。
ブロックやレンガは一段一段独立しています。モルタルなどで目地を作り積んでいくわけですが、どんなに凍結深度を守り深く掘ったところから施工しても、地面が凍結してしまう高さの箇所から押されてしまい、長年たつことによって傾いてしまう事もあります。
今回の工事では、花壇内部にコンクリートのL字擁壁(エルじようへき)を施工して既存のレンガを定着させました。
補強工事は計画していましたので、先行して掘削をしました。並行して原因を特定することで、工事の内容の変化や、今後の類似した工事の参考になります。
やはりレンガ積みの下部はまっすぐのままで、上部のみが変形していました。
倒れ始めたレンガを一点ではなく全体の「面」で起こし直し、その内側にL字コンクリートを施工。レンガもそのまま定着させました。今後は土の圧力はコンクリートが受けますので安心です。
芝桜がとても綺麗な現場でしたので、芝桜は養生の上に借り撤去し、工事完了時に復旧をしました。